振袖の記録2

着物の思い出

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妹の振袖

私の振袖は曲がりなりにも自分で選びましたが、妹の場合は完全に親の好みでした。

妹がまだ高校生の頃に母が加賀友禅の作家ものに一目惚れしてしまい、そういえばうちには振袖の必要な娘がいたわと速攻で購入したため、妹からみたら「気が付いたらあった」という状況だったようです。

鴛鴦が波濤の中で遊んでいる、といえばどんな振袖か、わかる人にはわかるかと。

確かに素晴らしくゴージャスで周囲を完全に圧倒していました。

大活躍

私は30代後半で結婚したのですが、自分の振袖は残念ながら盛りを過ぎた顔では着こなせなくなっていました。

ところが妹の振袖は誰が着ようとお構いなしにゴージャスで美しいので、借用しました。

全然見苦しいことも無理してる感じも無く、ちゃんと花嫁さんに見えました。

妹も自分の結婚式に着用しました。やはり30過ぎていたけど、そんなことは一切問題にならないレベルでした。

ついでに私は日本髪を結い、妹はややレトロな現代風まとめ髪に生花など挿していましたが、どちらも違和感なくまとまっていました。

伝統の底力

本来、振袖はその重量感と存在感ゆえか、着る側に体力も必要だし20代前半の若さではちきれんばかりにつやつやの顔でないと首から下との乖離が激しくなってしまうのですが、本当に良いものはそれらの悪条件をはねのけてしまうらしいです。

着る人の年齢その他の条件をねじ伏せてしまうという、ほんまもんの振袖の実力(伝統+現代+作家の合わせ技)って、すごいですね。

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